助成金を活用した新治療プラン

New treatment

新しい助成金制度(2021年から実施予定)を活用した低刺激法治療プラン

新しい助成金制度(2021年から実施予定)を活用した低刺激法治療プラン

「患者様一人一人にあった最適な治療法をともに考え、ともに進んでいく」は、当院の理念の一つです。

これをもとに、現在の新型コロナウイルス対策下での社会的状況を考慮に入れ、体外受精での新しい治療プランをご提供することとなりました。

これは、体に優しい低刺激で排卵誘発を行い、2021年から拡充予定の助成制度を利用しながら、治療費を抑えて治療が行える「低刺激法プラン」です。

※新しい助成金制度の詳細については以下のサイトをご参照ください。
不妊に悩む夫婦への支援について(厚生労働省ホームページ)

新・低刺激法(クロミフェン法)プランの詳細

新・低刺激法(クロミフェン法)プランの詳細

低刺激法(クロミフェン法)は、経口排卵誘発剤のみまたは、注射薬(FSHまたはhMG)を数回使用して、卵胞の成熟度を見極めて採卵します。

新・低刺激法プラン図解

毎日、排卵誘発剤を内服していただきます。
診察は採卵までに3~4回行います。
診察時は毎回、エコーとホルモン採血検査を行います。必要に応じて排卵誘発剤を注射します。
採卵日が決定したら採卵日より2日前の夜、 HCG注射またはブセレキュア点鼻を行い、排卵を促します。排卵直前の卵を採取するため、ブセレキュア・HCGは時間を指定して行っていただきます。

メリット

  • 排卵誘発剤が経口薬のため通院回数が少ない
  • 刺激量が少ないため体に優しい
  • 連続周期で採卵することができる
  • 採卵時、局所麻酔で施行することができるため身体への負担が少ない
  • 治療費負担が低い

デメリット

  • 排卵のコントロールがしづらいため、決まった日に採卵ができないことがある
  • 採卵当たりの妊娠率がやや低い
  • 1回の採卵で回収できる採卵数がやや少ない
  • 採卵予定日前に排卵してしまうことや、卵子がないことがある。
新・低刺激法(クロミフェン法)プランの費用

新・低刺激法(クロミフェン法)プランの費用

※いずれも費用は若干変更となる可能性があります。

自己負担額「8万円」プラン

採卵+新鮮胚移植+余剰胚凍結すべて含む(顕微授精も含む)

8万円
総額38万円のところを30万円の助成金を活用して、8万円で行うことができます。

※1回の採卵で、複数胚(卵子)取得を目指します。1つの受精卵(胚)は凍結せずに、子宮内に戻します。余剰となった受精卵(胚)は凍結保存し、1回目の治療でうまくいかなかった場合に備えて、次回以降の治療で活用します。

余剰胚がある場合

凍結融解胚の移植

8万円
総額18万円のところを10万円の助成金を活用して、8万円で行うことができます。

※凍結保存した余剰胚がある場合は、それを融解し、子宮内に戻します。その費用です。余剰胚がない場合は採卵から行いますが、その場合も前記の通り自己負担金は8万円で行うことができます。

余剰胚凍結保存費用

無料(「8万円プラン」に含む。採卵後1年間まで)
1年以後は別途保存費用を申し受けます。(4万円/年間)

助成金の適応について

治療開始年齢が40歳未満の方は6回まで、40歳以上43歳未満の方は3回まで適応することができます。

従来型「高刺激法(GnRHアンタゴニスト法)」の詳細

従来型「高刺激法(GnRHアンタゴニスト法)」の詳細
(従来型でも助成金により自己負担額を抑えることができます)

高刺激法(GnRHアンタゴニスト法)は、注射薬(FSHまたはhMG)を使用し、GnRH アンタゴニストで排卵を抑制しながら、より複数の卵子を確保するための方法です。

従来型「高刺激法(GnRHアンタゴニスト法)」図解

卵胞を育てるための排卵誘発剤の注射をほぼ毎日行っていきます。個人差はありますが排卵誘発の注射は、10日間ほど行います。周期の後半はこの排卵誘発剤と同時に、卵胞から卵子が飛び出さない(排卵しない)ようにするための薬剤(GnRHアンタゴニスト)の注射も加わります。

診察は採卵までに3~4回行います。診察時は毎回、エコーとホルモン採血検査を行い、その結果をみてその後の薬の量や種類、来院日などを決めていきます。採卵日が決定したら採卵日より2日前の夜、 HCG注射またはブセレキュア点鼻を行い、排卵を促します。排卵直前の卵を採取するため、ブセレキュア・HCGは時間を指定して点鼻や注射を行っていただきます。

メリット

  • 排卵のコントロールが比較的可能なため採卵日を調整しやすい
  • 1回の採卵で回収できる採卵数が多い
  • 排卵を抑えながら卵胞発育をすることができるため、発育卵胞数が多くても排卵する確率が低く、卵胞の発育を待つことができる
  • 採卵当たりの妊娠率がやや高い

デメリット

  • 排卵誘発剤の使用量が多いため、低刺激法と比較すると卵巣過剰刺激症候群になりやすい
  • 予想以上に排卵抑制がかかり、卵胞が未成熟になる可能性がある
  • 治療費負担が高め
  • 2~3ヶ月毎にしか採卵することができない
従来型「高刺激法」プランの費用

従来型「高刺激法」プランの費用

※いずれも費用は若干変更となる可能性があります。

体外受精

約21万5000円
総額約51万50000円のところを、30万円の助成を受けることができます。

顕微授精

約29万5000円
総額約59万50000円のところを、30万円の助成を受けることができます。
※共に誘発剤の薬や注射、ホルモン検査、診察料金等込み

凍結融解胚の移植

8万円
総額18万円のところを10万円の助成金を活用して、8万円で行うことができます。

助成金の適応について

治療開始年齢が40歳未満の方は6回まで、40歳以上43歳未満の方は3回まで適応することができます。

排卵誘発法について

排卵誘発法について

排卵誘発法には高刺激法(ウルトラロング法、ロング法、ショート法、アンタゴニスト法)、中刺激法(高刺激法と低刺激法の中間の卵巣刺激法)、低刺激法(排卵誘発剤の飲み薬と少量の注射を使用)、自然周期法(注射も内服も排卵誘発剤の薬を使わない)があります。

当院では、体への負担が少ない低刺激法と、複数の卵胞発育が期待できるGnRHアンタゴニスト法を積極的に取り入れています。

低刺激法には、「新・低刺激法プラン」の他に「医学的適応による低刺激法プラン」があります。新・低刺激法プランと比べると薬の使用方法や費用、凍結の時期が違うプランです。患者様の適応やご要望により、医師と相談の上、排卵誘発法を決定させていただきます。